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今年は積雪の多い冬でしたが、ようやく春が到来しました。あちらこちらで春の息吹を感じる今日この頃ですが、忌まわしくも人の血液を吸う「蚊」も本格的に動き出す時期となりました。毎年恒例の方、はじめて予防を開始される方、色々な方いらっしゃいますが、この病気は予防さえしっかりしていれば発症せず、この病気でかわいい家族を失うことを防ぐことが出来ます。皆さんしっかり予防を致しましょう!

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フィラリア(犬糸状虫)とは・・・

フィラリアは寄生虫病の一種で蚊によって伝搬し、皮膚から血管内に侵入して最終的に心臓に棲息する紐のような形をした寄生虫です。フィラリアは皮膚に侵入する時にはわずか数十ミクロンの大きさですが、心臓に到達して生活するようになると20~30cmにまで大きくなります。そのため配水管にゴミが詰まって水の流れが妨げられるように、フィラリア虫体によって心臓内での血流が障害されるため、循環器症状など様々な症状を示し死に至ります。

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図) 感染したワンちゃんからフィラリアが伝染する様子

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予防について

フィラリア予防について、当院では内服薬で予防していただいております。この薬は感染したフィラリアが心臓で悪さをする前にやっつける目的で飲ませていただきます。いわゆる虫下しとして効果を及ぼします。

そして、いつ蚊に刺されてフィラリアが体内に侵入したとしても、5~11月までの間、1ヶ月に一回予防薬を飲ませていれば、フィラリア症の発症をきちんと予防する事ができます。

11月後半までしっかり続けていただくことで、ほぼ100%の予防率を獲得することができるので、頑張って予防を続けましょう。

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皆様のご理解をお願いします

 当院では、フィラリアの予防を開始・再開していただくにあたり、必ずフィラリアの感染を確認する検査を行わせていただいております。(昨年11月~今年4月生まれの子は対象外です)

 前年予防されていらした方でも、例えば「投薬後に口の中でしばらく隠していてどこかで出してしまった」「ほとんどは飲ませたけど、一ヶ月だけ抜けてしまった」、その他の理由で感染の可能性を否定することができない場合がありますので、すべての方を対象に検査を実施させていただきます(全国で過去にこのようなケースで感染していた実例があります)。感染している子に通常の方法で予防薬を投与した場合、突然死、または状態が急性に悪化する可能性があるので大変危険です。毎月しっかり投薬することでほぼ100%の予防率を獲得することはできますが、シーズン中皆さまが安心して投薬を続けていただくために、全員検査のご協力とご理解をお願いいたします。

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フィラリア検査

血液を採取し専用の検査キットを使用してフィラリア感染を診断します。検査の結果は10分ほどで判定することが出来ます。

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既に感染していて、これまでも予防薬を飲ませておられた方について

引き続き予防を続けていただきますが、体調、体重の確認をしますので一度ご来院下さい。

体調によっては、フィラリア症による臓器への負荷を確認するために一般の血液検査をする必要があります。

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よくある質問

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Q:蚊は4月頃から見られますが、予防は5月からで大丈夫?

A:蚊は4月頃から見かけますが、平均気温が一定の温度に達して数日連続した場合に初めて吸血を始めるので、北陸地方の気候では5月から予防を開始します。またフィラリアが体内に侵入した直後~14日前後までに予防薬を投与した場合、わずかではありますが予防率が落ちることが知られています。従って4月下旬から蚊の吸血が始まったとしても、5月中旬以後から予防を開始します。

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Q:予防は11月まで必要なの?

A:上述の回答と原理は同じで、感染直後の予防薬の投与はわずかではありますが予防率が低下しますので、10月下旬

あるいは11月はじめ頃まで蚊は吸血している事から、11月の後半まで予防をしっかり続けます。

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Q:室内犬なので薬を飲ませなくてもいいですか?

A:フィラリアはフィラリア幼虫をもった蚊が一匹でもいれば感染する可能性が十分あります。また、一回刺されただけでも感染する可能性はあります。予防を行っておけば、この一匹の蚊におびえる必要は無くなります。

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Q:既にフィラリアに感染しているのですが・・・

A:フィラリアに既に感染していたとしても、予防していなければ蚊に刺されている限り、体内のフィラリアの数がどんどん増していきます。これ以上増えないように、特殊な方法で予防を開始すると供に、付随する他の症状の予防にもつながりますので、諦めずにご相談下さい。

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 アイビー動物病院